空中エキナカ広場

もう一つ関西ねたです。
JR大阪駅のホームの上に出現した空中エキナカ広場。
線路をはさんで両サイドに分断されていた百貨店を地上6階レベルの広場でつないじゃう。
これって結構大胆です。
屋根のデザインはネタバレぎみですが、線路方向にスカーッと視線が開けるので新鮮な空間が体験できました。

電柱

六甲山裾の住宅街散歩であらためて実感しました。
電柱と電線がなんと邪魔な事か!
美しい街並になればなれほど、逆にめだっちゃうんですね、困った事に。

これは、「目神山12番坂」。
建築家の「石井修通り」といえるような氏の住宅が集中する場所なのですが、ほんとになんとかならんのでしょうか。

一方こちらは、阪急芦屋川駅周辺の何のヘンテツもないように見えるまちなみ。
でもここ、とても良いです。
川と山と緑があり、道路・歩道の巾と沿道の建物の高さの関係が絶妙で、おまけに電柱なし。

F.L.ライトとポルシェ

私用で大阪へ出かけた折、六甲山裾の住宅街を散歩してきました。
目的のひとつは、F.L.ライトの「ヨドコウ迎賓館」。
実にライトらしいすばらしい建築です。
詳しくは http://www.yodoko.co.jp/geihinkan/

最近こういう見学をすると近現代建築の保存の事に頭がいってしまいます。
この建物は幸い??国の重要文化財の指定をうけているので、大規模な保存改修が実施されています。
しかしそういった物はごく少数で、さきの東京(大阪も)郵便局や虚白庵(白井晟一邸)など、保存する価値のあるものでも、経済的な環境がそれを極めて困難にしているという現実は、なんと悲しいことか。

帰りみち、立ち寄ったパン屋のカフェ。
それらしい色のビンテージポルシェが店の前にとまりました。
途方も無い維持費がかかっているはずですが、乗り続ける崇高な精神。
かってにビンテージ建築の話と同調させつつ、まだまだ火はきえていないよなと。

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