税金滞納で差し押さえられた動産の公売会でバタフライスツールを落札した。
金8000円也。
家具屋で長期展示されていたものという説明だったので正規の品物だろうと早合点して参加。
しかし、現物を見た時、これって正規のオリジナル品???という感じはしたものの、その時の勢いで入札してしまった。
後悔しているわけではないが、多分コピー品だろう。
仕事上、家具の選定や手配をすることも多いのだが、ネット通販の普及につれいわゆるコピー品が大量に安価で出回っているのも事実だ。
よく見ないと区別できない椅子1脚、10万円か2万円か、個人の価値観と言ってしまえば身も蓋もない。
コピー商品の是非についてはのちの機会に譲るとして、
ただ、大量生産大量消費の時代が行き詰まり、ものを持たない文化が浸透した今、次の時代のものづくり社会を一体どうやって構築していけば良いのだろうと考えてしまう。
グローバル化の中で捨て去ってきた日本独自の文化や技術、日本人独特の感性やまじめさ、そんなところを思い出すことから再出発するのもひとつの方法かもしれない。
かつての「made in Japan」のような日本でしか生み出せない価値。
ひらひらと蝶々の如くそんなところに思いが飛んでいってしまう。