井ケール

親戚の蔵からこんなものがでてきました。
無垢の真鍮のかたまりを削りだしてできている。
なんとなく「お宝」のにおいが!
妄想をふくらますと、SF映画にでてくる宇宙船起爆装置の解除スイッチのようにも見える。
木箱に「中村浅吉測量器械店」とあるので、早速ネット検索に。

ありました!
国会図書館の近代デジタルライブラリー。
大正11年発行「中村浅吉測量器械店型録」にのってました。
「Equerre or Cross-staff Head   井ケール」
For 45°&90° angles, in wooden box, with tripod……¥ 6,00

「お宝」とはいかなかったようですが、当時、ご先祖さんたちが土木工事の測量用具としてつかっていたものらしい。

ところで、これ。どうやって使うのでしょう?
ご存知の方、ご教授願います。

絶妙なバランス

温泉場にこんな設備がありました。
取り扱い説明によれば、70度から80度で20分。
温泉たまごが茹で上がるとのこと。
温度計の針は76度なので、微妙に調節したつもりで18分できりあげたのですが、結果は茹で過ぎ。
温度と時間が絶妙にバランスされた時にだけ、あの独特の「温泉たまご」状態を生み出せるのですね。

この微妙なさじかげんの感覚。
建物づくりにも共通するものがあるような。
やりすぎるとイヤミになるけど、その手前でやめておく。
ラジカルさと遊び心の絶妙なバランス。
独特の気持ち良さを感じられる「温泉たまご」のような空間。

ちなみに生たまごは温泉街のお店で買えます。
場所はこちら村上の瀬波温泉でした。

Good by 赤パンダ

15年ほど乗っていたFIAT Pandaですが、とうとう引退させる事にしました。
昨年の秋以降グズリ方がはげしくなっていて、診断の結果はエンジンの寿命。「蓋」のゆがみが進行していて、ガスケット(パッキン材)をかませても「身」の部分とピタッと合わなくなってしまっているとの事。隙間からいろんなものがもれ放題になっていたらしい。エンジンのオーバーホールをして乗り続ける事も考えたのですが、20万キロ(地球を5周)をこえた老体。次々別の部分があげ続けるであろう悲鳴には耐えられないなと判断しました。これまで辛抱強くメンテをしてくれたアルファロメオ新潟のスタッフの皆さん、ありがとうございました。
また、「ずっと乗りつづけて下さいね」と励ましていただいていた皆さん、ごめんなさい。

普通の小さな車なのに、こんなふうに感じさせられてしまうのはなぜなのか。
きっと、設計者ジウジアーロのデザインの魔力にからめとられていたのだなと再認識しています。
普通の小さな家をつくる時のこころがまえをおしえられているようです。

タイヤをかえてもらえずに放置
207866Kmでした。

家具は末代まで

ホームページの写真に何度か出演ねがっているこの椅子。
実は、あるお宅でぼろぼろになって棄てられる運命にあったものです。それを譲りうけて、座面・背もたれを張り替えてもらいました。黒いスチールのフレームにナラ(もちろん無垢)の肘掛け、それに白いビニールレザー(オリジナルも白でした)と今でも通用するデザインとしっかりした構造をしています。いつごろ、だれが造ったものかはわからないのですが、30年モノ位かな~、それくらいのボロさでした。

もともと雨風にさらされない「家具」は「家」なんかよりもずっと長持ちするはずで、デザインさえ風化しなければ孫子の代まで継承できます。
みんなで良いものを長く大切に使いましょう。