冷蔵庫の色

連日の猛暑にへこたれたのか、事務所の冷蔵庫がダウン。
ピンク色した希少品は、あわれ家電ゴミとして配送屋にひきとられていきました。
事務所の内装にそこはかとなくなじんでいたのに、、、
(実は事務所の壁はピンクの石膏ボードむきだし、やけくそで床もピンク!!)

白もの家電と称される割に、冷蔵庫もシンプルな白って少ないです。
さすがに緑色(どうがんばっても観葉植物のかわりは勤まらないと思うけど)は絶滅してますが、微妙な色合いのメタリック調のものが売れているようです。
おそらく業務用のステンレスむき出しのかっこよさを真似ているのでしょうが、所詮はプラスチック。いさぎよい「白」の方がよっぽど気持ちいいのに。

建築のデザインと家電製品との戦いは永遠に続く運命にあるのでしょうね。

この大きさだと罪はありません。

発電問題

こんなかたちで自然エネルギーの導入議論に拍車がかかるとは。
住宅を設計する立場の我々にも積極的な取り組みが求められているわけですが、
お手軽にソーラーパネルをパタパタ並べていくのはいかがなものかと感じています。
単純にかっこわるいし、のきなみあのパネルで埋め尽くされた街並を想像すると、それだけで陰鬱な気分になるのは私だけではないはずです。
エアコンの屋外機といっしょで、どうやって目にふれないところに納めようかと。
新たな厄介者がひとり増えたわけです。
単発的に特殊な屋根形状を取り入れる事は可能であっても、街並レベルの解決にはならないよな〜・・・
だれか良い解決策をお持ちのかたはいませんか?

こんなソーラー街灯がありました。
http://www.metaefficient.com/leds/solar-trees-may-light-up-europe.html

白井晟一展

汐留ミュージアムで開催中の「白井晟一展」をみてきました。
あらためて空間や造形にこめられた精神性の高さに感動。
ほんのすこしだけれど、俗世の垢を洗いおとせたような気がします。

また今回の展示では、たくさんの図面(原図)も見る事ができます。
とてつもなく美しい、オーラを感じる図面です。
むろんプレゼン用の計画図じゃなく、トレペに鉛筆描の「実施図」。
まさに、建築をつくり上げる意思が図面に表現された感じでした。

学生のとき、白井の代表作「呉羽の舎」の図面をひたすらコピー(オリジナルを模写)するという課題がありました。どこか、仏典の写経に通じるものがあったのか、講義では伝えられない大切なものを、しらずしらず身につけていけたように思います。
それにしても昨今は、大工をはじめとする職人の技術継承について偉そうな事をいっている割に、自分たちの問題として、気持ちの入った図面を描く技術はどこへいってしまったのでしょう。

教科書。昭和44年の初版から、これは56年の11刷版。今も売ってます。
1軒の住宅の図面で、140ページある1冊の本になってます。
残念ながら、手書の図面ではありませんが。

Macフェチ?

昨年新しいパソコンを買いました。
CADと周辺機器(特に大判のプリンター)の絡みがあって、なかなか思い切れずに1998年製の古いMacをメインに使い続けていたのですが、これでやっと人並みなコミュニケーションができるようになりました。
小規模な設計事務所がCADを導入しはじめたのが15年位前だったでしょうか。
当時、どのCADソフトにするかで随分熱心に検討していた記憶があります。
そのころのCADは「黒い画面に太さごとの色付線」で書いていくのが主流だったのですが、紙に鉛筆で描き、その絵面(えづら)をたよりに設計していた私たちには、どうにも受け入れ難い感覚でした。
そんな状況のなか、唯一「白い画面に黒い線」でかけるソフトが「mini Cad」(現Vector Works)で、これが当時はMac専用だった事が今につづくMac遍歴の始まりだった訳です。

新しい i Mac  人並み以上によく働くすぐれものかと、、、
おつかれさま。4Gのハードディスクでよくぞがんばった。
番外編:自宅の本棚に収まる Mac君(Macintosh Plus)。デザインが好きで、集めてる人もいるらしい。
    これは、妻が退職金がわりにと、ある会社からいただいてきたもの。

雪を楽しむ

寒波がひとだんらくした穏やかな週末でした。
まだ雪と闘っている地域の人たちには申し訳ない気持ちを抱きつつ、雪を楽しんできてしまいました。

福島潟の遊歩道

新潟市内でも、2シーズンつづきの雪国らしい降雪で、「雪を楽しむ場所のある家」なんてのもおもしろそうかと感じたしだいです。

Good by 赤パンダ

15年ほど乗っていたFIAT Pandaですが、とうとう引退させる事にしました。
昨年の秋以降グズリ方がはげしくなっていて、診断の結果はエンジンの寿命。「蓋」のゆがみが進行していて、ガスケット(パッキン材)をかませても「身」の部分とピタッと合わなくなってしまっているとの事。隙間からいろんなものがもれ放題になっていたらしい。エンジンのオーバーホールをして乗り続ける事も考えたのですが、20万キロ(地球を5周)をこえた老体。次々別の部分があげ続けるであろう悲鳴には耐えられないなと判断しました。これまで辛抱強くメンテをしてくれたアルファロメオ新潟のスタッフの皆さん、ありがとうございました。
また、「ずっと乗りつづけて下さいね」と励ましていただいていた皆さん、ごめんなさい。

普通の小さな車なのに、こんなふうに感じさせられてしまうのはなぜなのか。
きっと、設計者ジウジアーロのデザインの魔力にからめとられていたのだなと再認識しています。
普通の小さな家をつくる時のこころがまえをおしえられているようです。

タイヤをかえてもらえずに放置
207866Kmでした。

家具は末代まで

ホームページの写真に何度か出演ねがっているこの椅子。
実は、あるお宅でぼろぼろになって棄てられる運命にあったものです。それを譲りうけて、座面・背もたれを張り替えてもらいました。黒いスチールのフレームにナラ(もちろん無垢)の肘掛け、それに白いビニールレザー(オリジナルも白でした)と今でも通用するデザインとしっかりした構造をしています。いつごろ、だれが造ったものかはわからないのですが、30年モノ位かな~、それくらいのボロさでした。

もともと雨風にさらされない「家具」は「家」なんかよりもずっと長持ちするはずで、デザインさえ風化しなければ孫子の代まで継承できます。
みんなで良いものを長く大切に使いましょう。